先日、ひたすら高圧的な態度を取る人とのミーティングがありました。
「それってそもそもさぁ」
「普通に考えたらこうじゃない?」
「単純に疑問なんだけどさ」
口を開くたびにマウントを取る人、皆さんの周りにもいるかもしれません。
今日は、そんな高圧的な態度を取る人について、アーティスト思考で考えてみます。
高圧的な態度を取る人の実態
そもそも、人はなぜ高圧的な言動をするのでしょう?
もちろん、そういう言い方、ふるまい方が好きなんです、という人もいるかもしれません。
しかし、こうも解釈できませんか?
「大事な何かを守るために、相手に圧をかけている」
高圧的な態度を取る人の「大事なもの」とは?
皆さんも、大事なものを守るために、感情的になること、ありませんか?
- 自分は調和を大事にしているのに、なんでこの人はすぐ声を荒げるんだろう?
- 自分にはゆっくりとした時間が必要なのに、この人からしょっちゅう連絡がきてイライラする…。
- 大切な友人を苦しめるあんな人、怒鳴ってやりたい!
誰だってそうですよね。
自分の中で大事にしているものが脅かされたら、どうにかして守りたい、と思います。
この「大事なもの」とは、一体なんでしょう。
多くの場合、この大事なものは、その人の原体験に紐づくことがほとんどです。
原体験に紐づく「大事なもの」とは
例えば、小さいころからお勉強ができて、両親から褒められていた原体験がある人。
こういう人は、「優秀な自分」というのが、心の中でとても優先度高く存在しています。
なので、自分より優秀じゃない人が何か自分に言ってきたら、無我夢中で反論したりします。
高圧的な態度を取る人にとっての原体験は?
冒頭で話したような人の「大事なもの」について、考えてみましょう。
「自分は正しい」
「自分は他の人に負けないくらい優秀」
そんな思いがあるんだろうな、ということは、なんとなく感じます。
では、そのような思いの裏側にある原体験は、どんなものでしょう?
もしかしたら、小さい頃あまり親御さんに褒められていなくて、それが悲しくて「優秀な自分」であることに過剰にこだわっているのかもしれません。
もしくは、優秀な人に会えば会うほど、自分が今まで歩んできた道のりは対したことがないと思ってしまうようになった。
だからこそ、とにかく「今の優秀な自分」で何とか対等に話せるようにしなきゃ、と必死になっている、という可能性もあります。
その人の原体験は何か?マウントを取ることで何を保とうとしているのか?
こんなところを想像してみると、高圧的な態度を取る人が「自分と同じ、弱い部分がある一人の人間」に見えてきます。
まとめ
高圧的な態度を取る人も、一人の人間。
その人の原体験を言い当てることが大事なのではありません。
あくまでも、その人の原体験を「想像する」ことが大事です。
「この人、こんな原体験があるのかもな。」
「そっか、そう考えると、確かにこの人にとってマウント取ることって大事になるよなぁ」
こんな風に思ってみると、その人の言動に一喜一憂せず、「観察」する冷静さを保ちながら付き合えるようになるかもしれません。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
過去から学び、未来を見据えて、現在を楽に生きていきましょう!