こんにちは、じぶんじくのKouです。
今日は「物事の解釈は主観である」ついて書いてみたいと思います。
この記事で分かることは?
人生って本当に色々なことがありますよね。
思ってもみなかったことだったり、想定外の出来事が頻発したりします。
それは世界的に見ればパンデミックや戦争だったりもしますし、組織の範囲であれば急な配置転換、もしくは契約終了なんてことも。
個人で見ると、身近な方が他界したり、自分自身が怪我や病気になってしまうこともあります。
そんな時、大抵は自分の置かれた環境を受け入れることができずに以下のような思考になることもあると思います。
- なぜ自分がこんな目に合わなければいけないのか?
- 自分だけがこんなに苦しい思いをしている
- 他の人はうまくいっているのに自分だけが進んでいない
特に自分が求めていない苦しい状況が一定期間続くとこのように考えてしまうのは当然だと思います。
私自身、”じぶんじく”を大切にしたいと思っているので理想論は”毎日幸せに得意なことに熱中すること”だと考えています。
でも現実はそうはいかないことが山ほどあるのが人生というものだということ、誰しもが感じていることではないでしょうか。
プラスの感情ばかりを求めていませんか?
最近、書店を見ると”幸せだけが起こる○○”とか、”悪いことを寄せ付けない○○”とか、そういった、プラスの面だけを見ているようなタイトルが多いように思います。
苦しい状況にある時、そのようなタイトルは救いのように輝いて見えて、まさに自分のためにここにあったのだ…!と思えてしまいます。
予め言っておくと私はそのようなプラスの面にフォーカスをしたコンテンツが嫌いなわけでも卑下したい訳でもありません。
不安を感じやすいご時世で、他人への配慮を得意として、自分を後回しにしてしまう日本人はマイナス面を見る傾向があるので、ある意味振り切ってプラス面だけを書いているとも思っています。
ただ、人生においてプラスの面だけを見ていることが本当に幸せなのでしょうか?人間らしく生きられるのでしょうか?
物事は必ず表裏一体です。表があれば裏がある。例えば以下のように。
- 安心 ⇔ 不安
- 満足 ⇔ 不満
- 積極的 ⇔ 落ち着きがない
- 冷静 ⇔ 盛り上がらない
等々、色んな表裏があります。
感情の面で見ると、不安より安心がいいと思うかもしれませんが、不安は大事な感情です。
あまりに不安を感じないと、騙されたり、事故にあったり、危ないところに足を突っ込んでしまったりします。それをしないために身体が教えてくれているだけです。
つまり感情にも物事にも表と裏があって、どちらにも良い悪いはないということです。
不安は自分を守ってくれている、不満は未来への軌道修正を促してくれるのです。
事故や病気も楽しいとは言えない状況ですが、これからの生き方を見つめ直しなさいという身体からのメッセージ、ギフトであると捉えることもできます。
自分の前に起きてくる事象に意味はない
このように考えると、日々の出来事はどうでしょうか?
いまこのブログを書いているとき、天気は曇りで夜には雨が降るそうです。
私は気圧の変化に敏感なので、体の反応が少しあり(最近よくいう気象病ですねw)低気圧がきついなーと感じています。
この部分だけ見ると雨の日はネガティブなものになります。
一方、雨が降らないことの弊害も多くあります。作物が育たなかったり、水不足になったり。極端ではありますが、乾燥地帯であれば雨はそれこそ恵の雨となります。
もっと身近な話で言うと、今年に入ってから朝に散歩をするという習慣が私にはできました。以前は雨の日に散歩をするなんて絶対にしなかったのですが、雨が降ると草木がうるおい土や植物の匂いがすることに気が付きました。また晴れている日には見せない自然の顔がそこにはあり、何十年も経験していない感覚になりました。まさにセンスオブワンダーです。
※センスオブワンダーをご存じない方は名著がありますのでご参考ください。
雨ひとつとってもそれ自体に意味はないのです。
上司に注意されること、家庭内でおきること、それ自体に意味はないのです。
どう捉えるかは主観である
このように捉えると、何を感じて何を思うのかは全て主観であることになります。
上司に注意されたという場面を想像してみましょう。
Aさんの場合は「あ~、上司に怒られた、これで信頼を失ったし、転職しよう…」一方で、Bさんの場合は「あ~、なるほど、そういう考えがあったのか!これは失敗を最小限にするために上司が助けてくれたんだな。次からそのように考えてみよう」となるわけです。
きっと、そこにはAさんとBさんの原体験に基づいた固定概念が深く関係して、捉え方が変わるのだと思いますが、その概念を変えることができればいくらでも自分の感じたいように、考えたいように変化させていくことができるということです。
まとめていきます。
- 起きる事象は表裏一体でどちらが良いということはない
- 自分が信じていた逆の事象に目を向けることで見えてくることがある
- 物事をどのように捉えるかはその人の固定観念で主観的である
ここまでお読みいただきありがとうございました。
過去から学び、未来を見据えて、現在を楽に生きていきましょう!